2022年5月11日から13日まで、東京ビッグサイトで開催された「オフィス防災EXPO」に行ってきました。
会場には、企業向けの防災用品や備蓄品、災害時の危機管理システム、BCP対策に関するさまざまな展示が並び、多くの来場者で賑わっていました。展示を見て改めて感じたのは、オフィスにおける防災対策は、まだまだ「準備段階」で止まっているケースが多いということです。
非常食や備蓄品、ヘルメット、簡易トイレなどは揃っていても、「実際に使ったことがあるか」「災害時に誰がどう動くのか」まで具体的に想定できている企業は、決して多くありません。
また、近年は地震だけでなく、台風や豪雨、停電、通信障害など、複合的な災害リスクへの備えが求められていることも強く感じました。
オフィスに人が集まる時間帯に災害が起きた場合、
・その場に留まるのか
・帰宅するのか
・どこで情報を得るのか
といった判断が、現場に委ねられるケースも多くなります。

そうした中で重要になるのは、マニュアルや設備だけでなく、一人ひとりが状況に応じて考え、行動できる力です。
この点は、防災キャンパー協会が大切にしている「体験を通じて身につける防災」とも重なります。キャンプやアウトドアの経験は、限られた環境の中で工夫する力や、周囲と協力しながら行動する感覚を自然と育ててくれます。
オフィス防災EXPOで見た多くの製品やサービスも、実際に使ってみて初めて、その価値や課題が見えてくるものばかりでした。
今回の展示会を通じて、企業の防災対策においても「備えること」と「体験すること」をどう結びつけていくかが、今後ますます重要になると感じました。
防災は特別な取り組みではなく、日常の延長線上にあるもの。そのことを改めて考える、良い機会となりました。


