― 2021年10月 リソルの森にて ―
2021年10月、私たちは初めてとなる「防災×キャンプ」をテーマにした体験イベントを実施しました。場所は千葉県にあるリソルの森。自然に囲まれた環境の中で、キャンプをしながら、防災について考える時間を持ちました。
このイベントで大切にしたのは、「特別な防災訓練をすること」ではありません。日常の延長として、キャンプという楽しい体験の中に、防災の視点をそっと重ねることでした。
当日はテントを張り、屋外で過ごしながら、食事の一部として非常食を実際に食べてみました。非常食は、知識として知っていても、普段の生活ではなかなか口にする機会がありません。
「どんな味なのか」「どのくらい満足できるのか」「子どもは食べられるのか」そうしたことは、実際に食べてみて初めて分かるものです。
参加者からは、
「思っていたよりおいしかった」
「量や味の好みが分かったので、家で備える時の参考になった」
といった声も聞かれました。
また、屋外で過ごす中で、
・暗くなったらどう動くか
・寒さや暑さにどう対応するか
・限られた道具でどう工夫するか
といった、災害時にも共通する視点を自然と意識する場面が多くありました。
子どものころから避難訓練は経験してきたけれど、
「本当にその場で動けるかどうか」は、体験してみないと分かりません。
今回のキャンプは、楽しみながら「考えるきっかけ」をつくる時間になったと感じています。
食べること、眠ること、そして学ぶこと。
人が生きるために欠かせないこの基本を、キャンプという体験を通して見直すことができました。
このイベントは、私たち防災キャンパー協会の活動の原点です。
これからも、無理なく、楽しく、日常につながる防災のかたちを提案していきたいと考えています。
初めての「防災×キャンプ」体験を実施しました。
